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海の男の神事『だっくら』

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8月の第1日曜日は夏イベント、花火大会と海の男の神事だっくらが開催されます。荒々しい男たちの勇ましい姿を是非ご覧下さい。



漁船を新たに建造した時の進水式を、当地では通称「台おろし」と呼んでいます。台おろしされた新造船を沖にこぎ出し、大輪に右回りに三回まわってから「だっくら」といって、わざと船を左右に大きく揺すり、右舵(おもかじ)左舵(とりかじ)と交互に操り、あわや転覆寸前まで数回続けられ、新造船の耐久力を誇ったもので、水祝いといわれる進水祝いで海神様に捧げる行事としていました。

舳先(へさき)が陸地に向いたとき鉢巻、褌一つの真っ裸の強者達が船上で取っ組み合いを始め、真っ先に船頭を海に突き落とし、次々に海に投げ込み合い、残った小人数の者が頑張って陸に漕ぎ着けます。これはその位の距離を泳げなければ船乗りの資格無しとされる勇ましいテスト行事でした。

そして船を陸に引き上げ、紅白の祝い餅を投げてお祝いします。投げ餅の終わる頃に白の上下、鉢巻姿の屈強の若者達が掛け声勇ましく海水をぶっかけ、来賓客もずぶ濡れで喜びあうというお祝いの行事です。

荒海が職場の男らしい晴れ姿で、だっくらと取っ組み合い、そして悠々と泳ぐ光景、餅投げ、無礼講の水かけなどは御前崎の特殊な行事として知られた台おろしの圧巻です。

この水祝いの行事は全国的にも希有のものとして、よくマスコミにも報道されたものでしたが、この行事も時代の流れと共になくなりました。この伝統ある行事を末ながく伝えていこうと復活したのが、毎年、8月に行われる『だっくら祭り』で、御前崎市観光物産会館なぶら館に保存してある小早船(こばやぶね)が使われます。

※小早船=明治9年(1876)頃から使われ始めた無動力のカツオ一本釣大型漁船で、巾11尺(3.3m)長さ40尺(12.1m)以上で、漁師も30人余りが乗り組み10〜11丁櫓(ろ)で漕ぎ、帆走の時は矢帆・中帆・大帆の三つの帆を巻きあげ、伊豆七島三宅島方面まで船足を伸ばしてカツオ漁をしたものです。
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